ハローワークと転職サービス 使うならどっちがいい?
転職活動をする際、自分で求人を見つける方法とハローワークや転職サービスを使う場合があります。ハローワークや転職サービスを利用した方が、求人探しに苦労しなくてよいですが、どちらを利用した方がよいのか悩む人も少なくありません。ハローワークと転職サービスはサポート体制、利用方法が異なります。
ここでは、ハローワークと転職サービスのメリット・デメリットを解説します。ハローワークと転職サービスのメリット・デメリットを知り、自分に合ったサービスを見つけましょう。
ハローワークと転職サービスとはどのようなサービスか
ハローワークと転職サービスはどちらも求人を掲載している場所です。それぞれのサービス内容を紹介します。
ハローワークとは
ハローワークとは、正式名称は公共職業安定所といい、国民に安定した雇用機会を確保することを目的として厚生労働省によって設置された行政機関です。それぞれの地域に設置され(その数540箇所以上)、無料で職業の紹介や転職指導などを受けられます。また、同じ建物内で失業保険の手続きも行っています。
転職サービスとは
転職サービスは、民間企業が経営している求人サービスです。転職サイトと転職エージェントがあり、どちらも含めると全国で約2万件のサービスがあります。転職サイトは、登録後求人サイトから自分で選び応募でき、転職エージェントはエージェントからサポートを受けながら面接を受けられます。
ハローワークと転職サービスの強み
次に、ハローワークと転職サービスの強みを紹介します。それぞれの強みを理解した上で自分にあったサービスを検討しましょう。
ハローワークの強み
ハローワークの強みは以下の点です。
- 地元での就職に強い
- 失業保険なども同時に受けられる
- 求人数が多い
- 転職相談ができる
転職サービスの強み
転職サービスの強みは以下の点です。
- インターネットで24時間転職の情報が手に入る
- さまざまな職種の求人がある
- 履歴書の書き方、面接対策など幅広いサービスを受けられる
ハローワークは、それぞれの地域にあるので地元での求人が数多くあります遠方では働きたくない人や、転勤できない人にはおすすめです。また、失業保険等の手続きやスキルアップするための職業訓練も同じ場所で受講できます。転職時の労働条件なども気軽に相談できる点も強みです。
一方、転職サービスはインターネットで登録ができ、24時間家にいながらも転職活動できます。また、転職サービスは全国に多数あり、大企業から中小企業までさまざまな企業や職種の求人があります。転職エージェントは、転職のサポートも無料で受けられるのも強みです。
ハローワークと転職サービスのデメリット
その一方でハローワークと転職サービスにもデメリットが存在しますので、それぞれ紹介します。
ハローワークのデメリット
ハローワークのデメリットは以下の点です。
- 求人の内容が薄い(ブラック企業の可能性もある)
- 中小企業が多い
- 積極的に転職活動しないといけない
転職サービスのデメリット
転職サービスのデメリットは以下の点です。
- 転職サービスが沢山あり、転職サービスを失敗すると転職が上手くいかない
- ブラック企業の可能性もある
- 転職サービスを断られることもある
ハローワークは企業が無料で掲載できるため、求人の内容が薄いです。労働条件や詳細を自分で調べなければ採用後にブラック企業や、思っていた職場とは違ったとなるケースがあるので注意しましょう。また、ハローワークは自分でハローワークに通い転職活動しなければなりません。
一方、転職サービスの数や求人の量が多く、利用者も多いです。企業が求人を掲載する際、費用がかかるのでその分優秀な人材を求めています。競争率が高く、転職サービスによっては転職サービスの登録自体を断られることもあるので注意しましょう。
まとめ
上記で説明したように、ハローワークは地元の中小企業の求人を探している人や、労働条件に制限のある人(子育て中の人や家族の介護をしている人)におすすめのサービスです。
その一方で、転職サービスは求人数が多く、転職活動に不安な人や自分のスキルや経験をいかせる求人が多くあります。知識や経験に自信がある人もしくは、転職活動に不安な人でサポートを受けたい人におすすめです。自分に合った転職サービスを探し転職活動をしましょう。
ハローワーク・転職サービスどちらにも強み・弱みがありますので、自分にあったサービスを利用しましょう。どちらにも共通することは、転職活動の行動を起こすことです。そのことを頭に入れ、転職活動をしましょう。